放射線量測定 2023.7.11

こう暑くては、梅雨空が恋しくなります。熱中症での搬送者の数や、学校や施設で集団で熱中症が報告されたなどのニュースが毎日報じられています。もちろん熱中症患者本人にとっては非常に苦しいことだとは思いますが、このようなことがニュースになるのは、平和だからだと感じざるを得ません。

朝顔の季節になりました!

同じ時間を生きている中で、戦禍に見舞われ、家族と引き離されて生活せざるを得ない方々がいることを忘れてはなりません。7月になって、個人的に支援しているところからの報告書が届いてきます。国連UNHCR協会からはウクライナからの難民に聞くという特集が組まれていました。昨年2月、ロシアの侵攻が始まって以来、ウクライナからの難民の受け入れ国として一番大きなポーランドへの視察レポートです。改めて、ポーランド政府が3月にはウクライナからの難民を保護する法律を制定し、国民識別番号申請者はポーランド国民と同じ医療や教育が受けられ、子どもには毎月給付金が支給されているということを認識しました。不安定な毎日を送りつつも避難先の国からの温かい支援はどんなにか心のよりどころとなるでしょう。 受け入れ時にしても、避難者が3日間寝ていないと言うと、国境のスタッフたちも自分たちも3日間寝ていないと答えたとのこと、第二次大戦時にナチスドイツに迫害を受けたユダヤ人に対し、寝る間を惜しんでビザを発給し続けた杉原千畝氏を彷彿させる話です。

翻って日本は、難民認定申請中にも外国人を送還できるという入管難民法改正が6月9日に成立しました。祖国では迫害などで命の危険にさらされる可能性もある、保護すべき難民を保護せず、命をいとも軽々しく扱う法律です。日本政府の人権意識の低さにあきれるばかりです。しかし、法律にはあらがえないとはいえ、市民レベルでは難民を支える意識は広がっていると感じます。鎌倉市でも、今般、UNHCRと自治体との連携強化を目指す『難民を支えるネットワーク』に参加することになりました。これも届いたばかりのアルペ通信に詳細が載っています。保坂市議が大役を担いました!アルペに滞在している方々は、正確には難民ではなく難民申請中の仮放免者ですが、同じ人間、同じ幸福を追求する権利を持つ方々です。十二所にアルペ難民センターがあることで、難民政策に意識が向かう鎌倉に住む我々は幸せかもしれません。これからもますます市民レベルの支援が広がり、国を動かす原動力になっていくことを願います。

放射線量は安定していました。(H.O)

測定場所             地上5cm   地上1m
(単位:μ㏜/h)
ネット鎌倉事務所裏       0.046    0.047
ネット鎌倉事務所表       0.067    0.056
中央公園子どもの森トイレ前緑地 0.027    0.026
中央公園ハーブ園奥草地       0.023          0.021
中央公園しし石手前公園の小川    0.073            0.074
笛田公園クスノキの下        0.052           0.021
笛田公園あずまや手前緑地      0.023            0.021