放射線量測定 2023. 6.10

平年より一日早く梅雨入りした関東地方です。11日は雨の予報でしたので、1日前のお天気を利用して線量測定をしました。お天気と言っても雨続きの合間の曇天、空気にも翌日の雨を思わせる重さが含まれていました。

ここのところの日本を襲う雨の量は半端なく、以前は部分的に発生していた線状降水帯が先日の前線では次々に現れ、まさに本州を覆うような発生の仕方をしていました。土砂災害への備えとともに、下水道への危機管理は待ったなしの状況です。

1958年に整備がスタートされ、65年が経とうとしている鎌倉市の下水道は、かなり設備が老朽化しています。この維持管理に関しては、今後の人口減少を見据え、いかに安全に次世代に引き継ぐかというストックマネジメント考える『鎌倉市公共下水道経営戦略』が策定されています。それによると、汚水に関しては、二か所の浄化センターの耐震化、管渠の耐震化や老朽化対策、海に近い場所にある5か所のポンプ場の廃止に伴う設備の改善等の地震・津波対策、また将来的には二か所ある浄化センターの一本化も視野にマネジメントを行っていかなければなりません。雨水管渠に関しては、現在のところ大きな問題はないようですが、今後想定以上の降雨の大半が一挙に雨水管渠に流れ込むなどで被害が出ることが他県の状況を見ても懸念されます。私の住む七里ガ浜東でも予定通り下水道改新工事が行われていますが、この住宅地のそれも一部だけでもとても時間がかかることを実感します。下水道特別会計に関しては赤字になるということですが、問題を先延ばしにせず、受益者負担も含め、今できることをしっかり行っていかなければなりません。(H.O)

獅子岩近くの公園のせせらぎ・・いつもより流れが多いかな

 

測定場所             地上5cm   地上1m
(単位:μ㏜/h)
ネット鎌倉事務所裏       0.039    0.022
ネット鎌倉事務所表       0.044    0.035
中央公園子どもの森トイレ前緑地 0.022    0.026
中央公園ハーブ園奥草地       0.021          0.024
中央公園しし石手前公園の小川    0.069            0.079
笛田公園クスノキの下        0.043            0.044
笛田公園あずまや手前緑地      0.027            0.013

たわわに実ったアンズの実 収穫は梅より少し後なのでしょうか・・もうすぐ収穫の張り紙が