「市役所の深沢移転について気になること」のアンケート結果を報告します!

神奈川ネットワーク運動・鎌倉は、既報のとおり2月4日に第34回総会を開催しました。今回は、初めての試みとして、出欠の返信ハガキを活用したミニ・アンケートを実施しました。

アンケートの内容
テーマは、市役所の深沢移転について、賛否に関わらず「最も気になること」で、下記の選択肢から1つ選んでもらいました。

□整備費用が現在の想定額170億円を大きく上回る恐れ
□移転先の深沢の整備事業のための移転に見えること
□JR鎌倉駅に近い現庁舎よりもアクセスが不便になる
□盛土による洪水浸水対策
□現在地に公共施設と民間施設の両方を配置
□気になることはない(市政全体にとってプラスになる)
□その他

スペースが限られていたこともあり、選択肢についての説明は付けず、あえて大まかなところで「気になること」を把握したいと考えました。
例えば、「盛土による洪水対策」という選択肢だと、「豪雨時の洪水が心配」「盛土をしないと洪水浸水を防げないところに庁舎を建ててよいのか」から「盛土の経費がかさむのではないか」「盛土で大丈夫なのか」まで様々な懸念による選択になりますが、ひとまとめで把握します。

アンケートの回答状況
出欠の返信ハガキ(一部FAX)でアンケートに回答してくれたのは、ネット鎌倉の会員110人でした。

最も気になる1項目を選んでほしいという趣旨でしたが、2項目以上にチェックを入れた方が数名いらっしゃるので、1項目のみ選んだ場合を1点とするのに対し、2項目が選ばれている場合は0.5点、4項目の場合は0.25点と配点しました。

結果は?
集計したところ、次のようになりました。

大まかな設問であるので、下記の講評もあくまで大まかです。

物価高騰が生活に影響を及ぼしている状況を背景に、「整備費用の増大」を懸念される方が3分の1を占めた。

予想よりも少なかったのは、深沢の移転先が洪水浸水を盛土による地盤整備で防ぐ計画であることを「気になる」とする方が9%、「現庁舎よりアクセスが不便」が19%であったこと。
予想よりも多かったのは「気になることはない」の14%。

「深沢の整備事業のための移転に見える」は8%にとどまったが、最も気になることと2番目に気になることを回答してもらった場合、2番目の選択肢として選ぶ人が多いことも考えられる。両者の関係を整理した説明が必要。

※「その他」としては、▽道路渋滞を懸念 ▽庁舎や図書館機能の設計の質 ▽透明性の確保 ▽新庁舎への新ルートでのバス等の運行が必要 ▽デジタル化すれば庁舎が近くになくてもよいのか ▽旧鎌倉地区についての今後のプランが示されていない …などの御意見が寄せられました。