鎌倉・今泉台に新しい拠点が2つ誕生

今泉台は50年以上前に開発された住宅地で、約1900世帯が暮らしています。鎌倉の中でも高齢化が顕著な地域ですが、まちづくりや防災への関心は高く、町内会活動も活発です。ここ今泉台に4月11日、2つの新しい拠点が誕生しました。

第2町内会館(新・洗心庵)
町内会の地域が広いため、町内会館がひとつだけなのは不便でした。そこで、地蔵講として周辺の住民に親しまれていた場所が町内会に寄付されたのをきっかけに、第2町内会館を新築したものです。
小さい施設ですが、木がふんだんに使われていて温かい雰囲気の素敵な場所となりました。災害時の避難場所、飲料水や食料の保管場所としての機能も持っています。

第2町内会館 新・洗心庵

開放的で木の香りの漂う交流スペース

6+ Cafe(ろくプラスカフェ)
コミュニティカフェとして、また、高齢者に昼食を配食する拠点として7年半親しまれた6丁目クラブが諸般の事情で3月に活動を停止しました。しかし、惜しむ声が高く、町内の空き家を町内会が借り受け、6丁目クラブの後継施設として6+ Cafe がスタートすることになりました。
食事の提供は原則としてありませんが、交流の拠点として、またカフェとしての機能が期待されています。ひとり暮らしの方を対象とした食事とおしゃべりの会である寄り道ランチは継続され、新たに小学生対象の落語教室なども企画されています。
これまでの6丁目クラブを担っていたメンバーも一部交代し、新しく代表になった関口裕子さん(7丁目在住)を中心に若返ったスタッフが笑顔とおいしいコーヒーの提供を始めています。

代表の関口裕子さんとスタッフの廣瀬和子さん

ゆっくりお茶を楽しめるスペース

すでにある町内会館と合わせて3つの拠点が町内に揃いました。
このところ、商店街には魚屋、カフェ、パン屋や鯛焼きの店などが次々とオープンし、活況を呈しています。

高齢者はもちろんのこと、若い世代が住み続けたいと思うまち、戻ってきたいと思うまちをめざして、これからも住民の活動は続くはずです。  (前田陽子・今泉台6丁目在住)