どんど焼きでしめ飾りの分別
14日、台の神明神社のどんど焼き(午前9時開始)で、ネット事務所と我が家に飾ったお正月のしめ飾りを燃やしてきました。新型コロナウイルス感染症が5類移行になって、人出が多かったことに加え、お正月飾りやお札・お守り・書き初め等の持ち込まれた量は例年になく多かったようです。神社のお社の脇に山盛りに積まれていました。氏子の皆さんがお飾りなどの分別作業をしておられ、我が家もお手伝い。訪れる人々が次々に作業に参加され、コミュニケーションが広がりました。
最近はプラスティック製の門松もあります。竹部分がプラスチック、それを立てるための土台に発泡スチロールが使われており、竹部分を抜いた際に粉雪のように舞ってしまっただけでなく静電気が発生して拾うことが困難きわまりない。「あ~あ~、こんなのがマイクロプラスチックになっちゃうのだよ~」と皆言いつつ、完全には拾いきれずに途中で諦めることになってしまいました。発砲スチロールが使われていたり、プラスチック混合品であったり、接着方法(グルーガン接着など)によっては分別のための労力と環境に負荷をかけてしまいます。自然由来のもので作られるのが一番。
私たちは、日常の生活の中で気が付かないうちにマイクロプラスチックを出してしまっています。マイクロプラスチックの 日本近海の漂流量は世界平均の27倍で、年々増加しているそうです。使い捨てプラスチックだけではなく、人工芝や玄関マット、洗濯ばさみや植木鉢等も発生源になっています。作る責任、使う責任を肝に銘じ、発生源に気づき、削減対策の積み重ねをしていくことが大切です。
氏子さんの話によると、どんど焼きはお正月飾り等を燃やして年神様を空に送る行事とのこと。きれいな空気、水、土壌を残していかなければと思い、新春の澄み切った青空を見上げました。(H,S)