2020.3.11 放射線量測定結果
日本人の脳裏に焼き付いて離れない「あの日」がまた廻ってきました。9年前のあの日、自分はどこにいたのか、何をしていたのか、どのような行動をとったのか、まざまざと思い出すことのできる人がほとんどでしょう。当時を苦渋の気持ちで振り返り、ああすればよかったと涙ながらに話す、そういう被災された方の映像に、復興という言葉は、まだ遠いことなのだと思い知らされます。
3.11を忘れない、脱原発を発信するこの小さな活動も9年目になります。あの時、想定された最悪の事態は免れたものの、福島から300キロ以上離れた鎌倉でも放射能に対する対応に追われました。原発の安全神話に放射能についての知識もあいまいであったため、神奈川ネットでは原子力発電やプルトニウムの危険性を世に発信し続けた高木学校の山田千絵さんを講師に学習会を開き、被ばくが人体や環境に与える影響や食品汚染への対処の仕方などをブックレットにまとめました。小さい子どもほど影響を受けるのです。
まだ、廃炉作業や原子炉内の冷却処理水の問題が解決していませんし、帰還できない人たちも少なくありません。福島原発事故は終っていません。私たちは正確な情報をきちんとしたルートで得ることが必要です。政府には、隠し事をしない説明責任の全うを求めたい!
さて、今日の測定は以下のとおり、大きな変化はありません。変わったなと思ったことは、どの公園にも高齢者より若者、親子連れが多かったことです。 COVID19の影響で人の流れが変化しています。今はとにかく我慢をして、一人一人の努力で、感染拡大を阻止しましょう! (測定者 太田)
測定場所 地上5cm 地上1m
ネット鎌倉事務所裏 0.043 μ㏜/h 0.042
ネット鎌倉事務所表 0.026 0.033
中央公園子どもの森トイレ前緑地 0.08 0.087
中央公園ハーブ園奥草地 0.013 0.017
中央公園しし石手前 公園奥の小川 0.061 0.04
笛田公園クスノキの下 0.059 0.024
笛田公園あずまや手前緑地 0.026 0.031