発達の多様性への気づきと支援 (5月のおしゃべりサロン 開催報告)

5月12日のネット鎌倉のおしゃべりサロンは、「いろんなカタチ鎌倉」の内藤よしこさんをゲストに迎えてお話をうかがいました。

「絵本は自己開示のきっかけになる」と内藤さん

個々の行動特性や傾向が「障害」となるかどうかは、環境や対する人との関係性によります。
団体の名称は、発達障害ではなく「発達の多様性」として捉え、「目には見えない発達上の困り感のある、全体の1割弱を占める子どもたちをチームで助ける」という思いを表したものです。

内藤さん達の提案は、鎌倉市が市民活動団体と行う協働事業として採択され、2018年度に発達支援・特別支援教育に関する情報紙「いろんなカタチ新聞」が発行されます。
発達障害についての情報はあふれていますが、鎌倉市では支援の枠組みが少ない上に、必要な情報が必要な人に届かず、実践のヒントとなる情報も不十分な現状があります。
取捨選択された情報の発信に期待します。

子どもの特性に配慮した個別指導計画(IEP)を作成し、個人情報保護を額面的に解釈せず、進級・進学に沿って申送りしていくことが必要、という指摘もありました。
しっかりと受けとめたいと思います。