安全で美味しい中学校給食の導入を
神奈川ネットの中学校の昼食を考えるプロジェクトのメンバー16人で、逗子市の中学校給食の試食をしました。
逗子市は2014 年の10 月からボックスランチ方式で給食をスタートしています。今回の献立は、回鍋肉に秋刀魚の梅煮、野菜の辛し和え、これに温かいご飯と豆腐とわかめの味噌汁、牛乳。秋刀魚は骨まで軟らかく、回鍋肉も野菜がたっぷりで美味でした。材料費は1食324 円ですが、自校方式の給食に引けを取らないレベルで、喫食率が72%と高いのも頷けます。市の栄養士が献立作成し、食材の発注も地場産物を活用、北海道や高知の漁協からも仕入れています。行事食等も取り入れ、出汁から作るなど食文化を大事にしてメニューも多彩。放射能検査は毎日行い、検査結果や産地等はインターネットで公表するなど、安心・安全な給食となっています。栄養士さんの意欲的に取り組む姿勢が印象的でした。
現在、子どもの6 人に1 人が貧困と言われる中で、給食の役割も変化してきています。逗子市でも給食を実施したことで、就学援助費に給食費が含まれるようになり、誰もが少なくとも1 食は栄養バランスの良い食事が摂れるようになりました。 鎌倉市も2017 年の給食導入に向けて検討中で、ボックスランチ方式を予定しています。給食の内容と併せ、経費も含めて他自治体を調査し、より望ましい給食の導入を提案していきます