12万人と安保法案廃案を求める!

 8月30日に開催された安保法案に抗議する大規模なデモに鎌倉から5人が参加しました。国会前は立錐の余地もない程の人が集まり、「安倍退陣」「戦争反対」「安保法案廃案」のコールが国会前で響き渡りました。戦争体験者、安保闘争経験者、そして戦争を知らない若者達の老若男女達がこの国の未来のために行動を起こしました。

 安倍総理が唱える積極的平和主義の定義は、そもそもはノルウェーのガルトゥング博士が1958年に唱えたものです。貧困、抑圧、差別など構造的暴力のない状態のことで、安倍総理は軍力を持って脅威を取り除くと言っていることと真逆のことになります。

 8/30に集まった人達は、真の平和を求めて暴力の無い世界、貧困の無い世界、差別しない世界を思い、どの国も無し得ていない憲法9条を守り抜く精神の下に声をあげました。それは過去に戦争を起こし、凄惨な目にあった経験知からくるものです。

 憲法が誰の手で作られたのかが問われていますが、もうすでに9条はこの日本に深く根付き、日本人の認識はもとより世界化各国から戦争をしない国と認識されています。戦争の議論よりも日本で社会問題化している高齢者や若者の貧困対策に目を向け、真の積極的平和の構築を進めるべきです。(I)