消防テレホンサービスでの情報提供実施

 福島第1原子力発電所の水素爆発以来、放射性物質の拡散は子どもを持つ保護者にとっては大きな懸念となっています。

 鎌倉市では6/3より全小学校(16校)での定点調査を始めていますが、ネットでも独自に専門家に同行を依頼し、平地、谷戸、沿岸地域で小学校6校、保育園1園を選び、計測調査をしました。結果は平均で時間0.05〜0.06マイクロシーベルトの間で、特に、心配する数値ではありませんでした。しかし、空間線量が時間0.1マイクロシーベルトを超えたときには注意が必要です。年間の累積線量が安全値の1㍉シーベルトを超える可能性が出るからです。

 福島の状況は、予断を許しません。実際に東電のライブカメラでの映像で、6月17日には水蒸気と思しきものが放出されており、その中に放射性物質が含まれている可能性があります。また、ネット鎌倉保有のガイガーカウンターでも、翌日には針が振り切れんばかりの反応がありました。その際には、私たちが自然放射線以上のものを体に取り込む可能性も否定できません。

 消防本部で毎日14時に放射線量測定を行ない、HPで情報を提供しています。ネットは、屋上での計測のみであったものをより地面に近いところで計るように提案しました。また今回、消防テレホンサービス(0120-24-0467)での数値の情報提供を提案し、27日より実施されることになりました。14時半から15時の間、当日14時の放射線量の測定数値を放送します。しかし、このような形で安心を担保せざるを得ないことに憤りを感じます。
 

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