武田薬品問題 ミニフォーラム5/15開催

「実験動物の焼却炉は要らない!」アンケートに大反響

 武田薬品研究所は、2月末に実験動物焼却炉の設置申請を行い、藤沢市は近隣住民からの反対がないとして4月2日に許可を出してしまいました。しかし、研究所の敷地のすぐ近くの住民でさえ全く知らない状況を耳にしたことから、ネット鎌倉は緊急アンケートを行いました。
 300m圏内のお宅を訪問し、留守宅や1km圏内の住宅にはアンケートを3100枚配布しました。街頭での配布(1500枚)の受け取りも良く、全体で203人から回答(反対95%)がありました。
 日量約1tという実験動物焼却量を知らなかった人が166人(82%)、焼却炉の設置場所も知らない人が130人(64%)、そして、300m圏内の住民で動物実験を行なうことさえ知らなかった人が29人(28%)もいました。
 そこで、早速アンケートの結果報告と15日(土)夜のミニフォーラムへの参加呼びかけチラシ4500枚を地域に配布しました。当日は、8人の藤沢市民や鎌倉市環境部長以下4人の職員を含め、計39人の参加を得ました。住宅地の真ん中に「実験動物の焼却炉は要らない!」と皆で確認し、焼却炉の近隣住民が会を作って藤沢市や県に要望書を出す等のアクションを起こすことになりました。「住民が意思表明することで藤沢市や武田薬品、また町内会長を動かすことができる」という発言もあり、今後は住民の声を藤沢市・武田薬品・町内会長に届けるとともに、安全協定の内容検討、法整備、全市民への広報活動と忙しくなりそうです。
(三輪裕美子)