横浜市はIR推進を止めて、新型コロナウイルス対策を万全にしてください
近隣市のことですが、横浜市に求めたいことがあります。新型コロナウイルス対策を万全にしてください。
感染者が多い神奈川県を含む7都府県対象に緊急事態宣言が出されました。命に係わる医療崩壊を招かないように、感染者を増やさないことが最も重要で、市民は不自由を感じながらも行動を自粛しています。
感染症指定医療機関である横浜市立市民病院では、新型コロナの感染が相次いで確認されています。大都市横浜の影響は大きく、医療体制の整備はもとより、経済難に陥った市民の救済、保育や学童・福祉現場のきめ細かな支援など、市民生活への打撃を最小限に抑えるよう最優先で取り組むべきではないでしょうか。カジノ・IR事業の推進に2020年度は4億円超もの予算がつけられたということですが、限られた予算は今一番必要なところに充てるのが当然求められます。
コロナの影響でIRについての市民説明会も全区で開催できず、民主的な手続きを済ませていないにもかかわらず、なぜそんなに誘致の準備を急ぐ必要があるのでしょう。信頼を損なう一方で、他所から見ているととても奇異に映ります。大阪は万博開催に合わせたIR誘致を断念し、やるべきことの優先順位を変更しました。わかりやすく当然の決断です。
新型コロナウイルス感染の終息が見通せず、市民は感染リスクと経済的な不安にさいなまれています。政府が実施する経済対策だけでは安心が得られるとは思えません。横浜市は、IR推進を取りやめ、コロナ対策に専念し、市民の安心と市政への信頼を得ることが大切だと思います。