事故による子どもの傷害予防を考える学習会を受けて

 ネット鎌倉では、第26回定期総会企画として、“Safety Kidsいずみ”代表・太田由紀枝さんを講師に「事故による子どもの傷害予防を考える」学習会を開催しました。 “Safety Kidsいずみ”は、横浜市泉区を拠点として子どもの事故予防推進活動を行う非営利団体で、神奈川ネット第18期市民社会チャレンジ基金の助成も受けています。
 19 歳までの子どもの死亡原因の第1位は「不慮の事故」。しかしそれは「予防できる事故」であり、予防には
  ①安全基準・法律づくり
  ②環境改善
  ③啓発・教育
が大切であることを、クイズ形式や海外との比較などで大変分かりやすく説明されました。後半はワークショップ形式で、参加者約30 人が5グループに分かれ、5つの事例についてそれぞれの原因分析と事故防止策を考え、発表しました。このワークショップでは、事故を客観視し、より深く検証することの大切さを実感できました。

 「『子どもは、リスクを経験したり認識したりすることなく、冒険したいという生来の願望を抱いて大人の世界に生まれてくる』ということを大前提に、傷害予防を考えなくてはいけない」という太田由紀枝さんの熱い言葉で締めくくられました。事故について社会全体で共有していくことが事故防止につながります、若い世代に広めていきたいと考えます。