家庭系ごみの戸別収集・有料化のパブコメにご意見を!
10月3日に会期が終わった鎌倉市議会9月定例会は、ゴミ問題で大きく揺れました。最終本会議では、戸別収集・有料化の全市実施計画の見直しを求める決議が、議長を除く25人の議員のうち16人の賛成で採択されました。今年8月、市は、新焼却炉の建設と廃棄物の最適な資源化のあり方について、2つの審議会にそれぞれ諮問しました。審議会の答申によっては、これまで分別し資源化していたものを焼却処理する可能性も出てきます。焼却処理する廃棄物の総量の決定もこれからです。新焼却炉について何も決まっていない状況で市民の負担増となる戸別収集・有料化を先行させるのは筋違いです。
10月17日、三宅、保坂の両名は、秦野市伊勢原市環境衛生組合が運営する「はだのクリーンセンター」を見学してきました。今年1月に稼働したばかりの最新の清掃工場です。処理能力は200t/日ですが、焼却時に発生する蒸気を利用して発電(最大発電能力3820kw)を行い、環境省の「高効率ごみ発電施設」に対する補助金事業の認定を県内で初めて受けた施設です。
このあと11月下旬には、長岡市の生ごみバイオガス化施設(今年7月から本格稼働)を見学する予定です。他市の最新事例の調査を、鎌倉市にふさわしい廃棄物処理の検討に生かしていきたいと思います。
さて、鎌倉市は、12月議会に家庭系ごみの有料化と戸別収集の全市実施等を盛り込んだ「廃棄物の減量化、資源化及び処理に関する条例」の改正案を提出します。それに先立ち、現在意見募集(パブリックコメント)が行なわれています。募集期間は10月31日までです。是非、鎌倉市環境部資源循環課に御意見をお送りください。