東日本大震災から14年
今日は曇天でしたので、笛田公園・鎌倉中央公園も人影はまばらでしたが、鎌倉中央公園では玉繩さくらが咲いていました。
今日は東日本大震災・福島原発事故から14年、本日も放射能測定をしました。2011年6月10日に測定をはじめ、ホームページに掲載しました。その後、市民の要望に応え保育園や学校など、様々なところで不定期に測定していました。しかし、2015年に鎌倉中央公園の畑で収穫された野菜から高い放射線量が測定されたことから、定点観測の必要性を感じ、2015年2月から毎月11日に放射能測定を実施し、ホームページに掲載してきました。幸いこの10年間、特に心配されるほどの放射線量は測定されませんでした。
しかし、福島ではいまだに除染に伴う汚染土は山積みされており、原発の廃炉作業も遅々として進みません。放射線量も鎌倉とは一桁違う値となっています。原発は一度事故を起こしたら甚大な被害を生じることを私たちは経験したわけですが、国は「核のゴミ」の処分というなかなか解決できない課題を抱えながらも、「エネルギー基本計画」の中で原子力を最大限活用するとしています。その中で老朽化した原発の建て替えとして、「次世代型原発」の建設も方針に挙げています。私たちはこうした方針は到底理解できません。再生可能エネルギーの拡大にもっと注力すべきで、国に再考を求めます。
測定場所 地上5cm / 地上1m
ネット鎌倉事務所裏 0.035 0.031
ネット鎌倉事務所表 0.031 0.032
中央公園子どもの森トイレ前緑地 0.042 0.043
中央公園ハーブ園奥草地 0.043 0.045
中央公園しし石手前公園の小川 0.022 0.025
笛田公園クスノキの下 0.035 0.026
笛田公園あずまや手前緑地 0.012 0.013
(単位:μ㏜/h)