与党過半数割れの衆院選 ~新しい政治を求め続けよう!
第50回衆院選で、自民・公明両党は総議席の過半数を割る歴史的大敗を喫しました。石破新首相が予算委員会を開催せずに解散に踏み切ったのは、政治とカネの問題をウヤムヤにする旧態然とした自民党政治にほかならず、有権者はこれに厳しい審判をくだしたと言えます。
神奈川ネットワーク運動・鎌倉が推薦した立憲民主党の早稲田夕季さんは神奈川四区で圧勝、自民党の山本朋広候補の比例復活も阻止しました。立憲民主党の、そして新しい国政の先頭に立った一層の活躍を期待します!
さて、衆議院でどの政党も単独過半数を得ていない状態で、政権の枠組みや主要な政策の方向性はどうなるのでしょうか。
外交・防衛、エネルギー政策、個人の尊厳を大事にする社会を目指すのか自己責任論を押し付ける新自由主義か、といった政党間で主張が大きく分かれる政策において、他党と連携して「多数」を目指す政党が、連携のために保守色を強めることも危惧されます。
戦争をしない、戦争に巻き込まれない国であり続けること、脱原発・脱炭素のエネルギー政策、個の尊重を福祉・社会保障の根っこに据えること。
「今回は自民党にお灸をすえられてよかったね」ではなく、私たち一人一人が政治に何を求めるのかが、今後これまで以上に問われることになると感じています。