大飯原発、再稼働差し止め判決

2014年5月25日 12時38分 | カテゴリー: 活動報告

 5月21日、福井地裁は、関西電力に対し「大飯原発3、4号機を運転してはならない」という厳しい司法判断を言い渡しました。判決の注目点は、原発の稼働は法的には電気を生み出す一手段である経済活動の自由に属し、憲法上は人格権よりも劣位に置かれるべきだとして、人の命を最優先に置いたことです。大飯原発の安全技術や設備は確たる根拠のない楽観的見通しに基づく脆弱なもので、福島原発事故のような事態を招く具体的な危険性が万が一でもあれば差し止めは当然です。福島原発事故を深刻に受け止め、人の命を重んじた今回の判決は、地震の際の冷やす機能、閉じ込める構造の欠陥など、原発の本質的な危険性をも指摘しました。二度と事故を繰り返してはならないという原告の声が届いた結果ですが、原告の声の背景には、全国各地のさらに多くの市民の声があります。
 
菅官房長官は「再稼働させる政府方針はまったく変わらない」と記者会見で述べ、関西電力は安全性を主張して控訴しました。大阪高裁は、福島原発事故を経た今日、原発の安全基準の判断をどのように示すのか、人の命に係わる責任ある判断が求められます。

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